独特の美しいオリーブグリーンが特徴のペリドット。ペリドットの宝石名の由来はラテン語のオリーブという意味のオリーウァ、アラビア語のファリダットからきていると言われています。
その色味から昔はエメラルドと混同されていて、あのクレオパトラのエメラルドコレクションも多くはペリドットであったとされています。
産地としては3500年前から採掘されていたエジプトのセントジョーンズ島が有名です。(現在は採掘禁止)ほかにはミャンマー、パキスタン、アメリカなどで採れています。また、最近では隕石の中に含まれていて(パラサイティックペリドット)コレクターの人に人気があります。
宝石言葉は「夫婦愛」「幸福」「平和」「絆」「希望」といった意味合いがあります。また、「太陽の宝石」といわれており厄除けの意味で中世ヨーロッパで愛されていました。
もしお手持ちのルーペがあれば是非表面からペリドットを覗いてみてください。中の稜線が二重に見える現象が現れます。これをダブリングと呼びますが宝石の複屈折というものが大きいとおこる現象です。結構面白いのでお試しください。見にくいという方は富山総本店に顕微鏡ありますのでお気軽にお越しください。